メタバース工学部

JUNIOR ENGINEERING PROGRAMS

ジュニア工学教育プログラム

25AMA

募集中

不思議な待ち行列理論を使って“渋滞”を解消しよう!

待ち行列理論は、客の到着の仕方や窓口でのサービスの方法によって、行列の長さや待ち時間がどのように変化するかを調べることができる数学的な理論です。とてもシンプルであるにもかかわらず、解析を行うと非常に興味深い結果を得ることができます。最先端の研究では確率を含む高度な手法が用いられますが、本講座では、できるだけ直感的にエッセンスが分かるようにお話させて頂く予定です。そして、基礎的な講義に続いて、待ち行列理論を応用した渋滞学の様々な研究を御紹介させて頂きます(本講座は 2024 秋講座でも「待ち行列理論とその渋滞学における応用」として開講させて頂いた講座になります) お申込み頂いた方には録画配信させて頂く予定ですので、もし二日間全ての日程の都合が合わなくても、後日録画で講座内容を確認することができます。

担当教員

柳澤 大地

東京大学大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 准教授

スケジュール・内容

第1回:2025年12月26日(金)10:00~11:00
「待ち行列理論の不思議」

待ち行列といえば、スーパーのレジや銀行の ATM、テーマパークのアトラクションなどで見られるものをイメージされる方が多いと思います。待ち行列理論はこういった問題を考えることができる数学的な理論ですが、現実の待ち行列をモデル化して解析するには、いくつかの仮定が必要になる場合があります。

そこで第1回では、待ち行列理論で用いられる仮定に注目しながら、待ち行列理論がどのようなものかできるだけ直観的に説明します。そして、待ち行列の分類を表すケンドールの記号を紹介し、待ち行列理論から分かる待ち行列の不思議についてお話させて頂きます。

第2回:2025年12月27日(土)10:00~11:00
「目指せ“渋滞”解消!」

数学をはじめとする様々な学問の力によって、クルマやヒトの渋滞や混雑の軽減を目指す渋滞学という新しい研究分野があります。待ち行列は、まさにヒトの渋滞現象のひとつと言えます。そのため待ち行列理論を用いて、様々な待ち行列を解消するための研究が行われています。その応用先はヒトに留まらず、近年注目を集めているドローンの研究にも広がっています。

また、実は既存の待ち行列理論そのままでは、現実の問題解決が難しい場合もあります。そのような場合に用いられる発展的な待ち行列モデルについても御紹介させて頂きます。

受講可能人数

制限なし

対象

主な対象は中学生、高校生ですが、それ以外の方も参加可能です。

必要な事前知識やスキル

講義中の一部のクイズは計算を含みますので、受講時、お手元に紙と鉛筆などを用意して頂くと考え易いと思います。

受講形式

オンライン (Zoom)のみ

受講申込フォーム

申込フォーム:https://77bd2461.form.kintoneapp.com/public/25ama

申込締切:2025年12月25日(木)

受講者へのご連絡:12月18日(木)までに申し込まれた方には19日(金)頃に、それ以降は随時ご連絡します。

お問い合わせ

下記のフォームよりお問い合わせください。
https://77bd2461.form.kintoneapp.com/public/junior-contact-form

ジュニア講座からのメールが届かない場合のご案内もご確認ください。

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