メタバース工学部

JUNIOR ENGINEERING PROGRAMS

ジュニア工学教育プログラム

25AHJ

終了

人を理解するAIと対話のしくみを学ぼう! ~中学生のためのHRI入門~

人とロボットのやりとり(HRI: Human-Robot Interaction)は、これからの社会でますます重要になる分野です。 本講座では、①AIが人を理解するための基本(機械学習の考え方)、②ロボットと人がやり取りするしくみ(会話やしぐさの工夫)、③社会で安心してAIを使うために欠かせないルール(AI倫理)、という3つのテーマを中心に学びます。 専門的な知識がなくてもわかりやすく解説するので、明日から友だちに話したくなる知識が身につきます。さらに、高校や大学で学ぶ内容をちょっと先取りできるので、進路を考えるきっかけにもなる講座です。

担当教員

中川 聡

東京大学大学院情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻 助教

スケジュール・内容

2025年11月30日(日)12:00~14:00

AIやロボットは、これからの社会を大きく変えていく技術です。スマートフォンの顔認証、ChatGPTのような対話AI、自動運転の車、介護や医療で働くロボット――みなさんがニュースやSNSで見かける話題の多くにAIが関わっています。

しかし、どんなに頭が良くても「人の気持ちがわからないロボット」は、うまく受け入れられません。人と協力し、安心して暮らすためには、「人を理解する力」と「社会で安全に使うためのルール」が大切です。

この講座では、

 • AIはどうやって人の状態を推定・予測するのか(機械学習の入門)

 • ロボットと人が協力するためには(HRIの基礎と研究例)

 • AIを社会に出すときに考えるべきこと(バイアスやプライバシーなどの倫理)

を、2時間でわかりやすく学びます。

さらに、

 • 今、学校で習っている数学(四則演算やグラフ)や情報の知識がAI理解につながること、

 • これから高校や大学で学ぶ微分・確率・統計やプログラミングがAIを使いこなす力になること、

も知ることができます。

未来の学校生活や進路を考えるヒントにすると同時に、社会でAIやロボットがどう活躍するのかを一緒に考えてみましょう。

1. 機械学習入門

AIが人を「理解」するための仕組みを紹介します。データから学ぶ方法や、人の表情や声をもとに気持ちや状態を推測する技術について学びます。研究室で実際に使われているシステムの例も取り上げ、AIがどのように人を理解しようとしているのかを考えます。

2. HRIの基礎

人とロボットがどう関わるのかを学びます。ロボットが話したり動いたりするときの工夫を紹介し、研究例やデモ動画を通して、人が安心して一緒に過ごせるロボットを考えます。

3. AI倫理

AIを社会で使うときに直面する問題を考えます。データの偏り(バイアス)、プライバシー、説明責任など、ニュースでもよく取り上げられるテーマを取り上げ、技術だけでなく社会全体の視点からAIをどう扱うべきかを考えるきっかけにします。

4. まとめ

2時間で学んだことを整理し、「AIやロボットの学びが、これからの高校や大学での勉強、そして将来の社会につながっている」ことを確認して締めくくります。

受講可能人数

制限なし

対象

主な対象は中学生ですが、それ以外の方も参加可能です。

必要な事前知識やスキル

数学の基本(四則演算や簡単なグラフの読み取り)ができれば受講可能です。

プログラミング経験は不要です。

受講形式

オンラインのみ

受講申込フォーム

*申込受付は終了いたしました。

申込締切:2025年11月24日(月)

受講者へのご連絡:2025年11月25日(火)頃の予定

お問い合わせ先

下記のフォームよりお問い合わせください。
https://77bd2461.form.kintoneapp.com/public/junior-contact-form

ジュニア講座からのメールが届かない場合のご案内もご確認ください。

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