メタバース工学部

JUNIOR ENGINEERING PROGRAMS

ジュニア工学教育プログラム

24ATS

終了

渋滞学入門 ~クルマの渋滞編~

クルマ、ヒト、アリ、タンパク質、オカネ、モノ・・・ 世の中にはいろいろなものが流れていて、その流れが滞れば渋滞という問題が発生します。 本講座では、最も身近な高速道路における渋滞のメカニズムについて解説し、さらにクルマの交通流の特徴を示す基本図を紹介します。 そして、セルオートマトンという数学的手法を使って交通流のモデルを作成し、シンプルな数理モデルでも現象の本質を捉えたモデル化が可能であることを体験します。 さらに、ヒトやアリの基本図についても触れ、クルマの基本図との違いについて考えます。 (2024 春講座、2023 秋講座でも開講させて頂いた講座になります)

担当教員

柳澤 大地

東京大学大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 准教授

スケジュール・内容

第1回:2024年12月26日(木)10:30~11:30
「交通流の基本図とセルオートマトンモデル」

高速道路では、明らかなボトルネックがなくても渋滞が発生する場合があります。
この自然渋滞の原因は、「基本図」により説明することができます。
また、基本図を再現できることが、よい交通流モデルの1つの基準になります。
今回は、セルオートマトンという数理モデルを用いて、交通流モデルを構築できることを紹介します。
このモデルには不思議な名前が付いているのですが、最後はその数学的な由来について解説します。

第2回:2024年12月27日(金)10:30~11:30
「交通流セルオートマトンモデルの改善とクルマ・ヒト・アリの基本図の違い」

第1回の講義で紹介する交通流のセルオートマトンモデルは最も基本的なもので、いろいろと改善することができます。
第2回では「クルマは急に止まれない」という交通安全のスローガンをヒントに、その改善方法について考えます。
また、基本図は交通流以外の流れの研究にも用いられます。
今回は、ヒトとアリについて取り上げ、クルマの基本図との違いについて見ていきます。
そして、クルマ・ヒト・アリの基本図が異なる原因について考察します。

受講可能人数

制限なし

対象

主な対象は中学生、高校生ですが、それ以外の方も参加可能です。

必要な事前知識やスキル

事前にワークシートを送付させて頂く予定です。
印刷したワークシートと筆記用具を用意して頂くと、講義中の一部のクイズを考え易いと思います。

受講形式

オンライン(Zoom)

受講申込フォーム

*申込受付は終了いたしました。

申込締切:2024年12月19日(木)23:59

受講者へのご連絡:2024年12月20日(金)頃の予定

お問い合わせ先

下記のフォームよりお問い合わせください。
https://77bd2461.form.kintoneapp.com/public/junior-contact-form

ジュニア講座からのメールが届かない場合のご案内もご確認ください。

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