メタバース工学部

JUNIOR ENGINEERING PROGRAMS

ジュニア工学教育プログラム

25STS

募集中

渋滞学入門 ~クルマの渋滞編~ Ver. 2

クルマ、ヒト、アリ、タンパク質、オカネ、モノ・・・ 世の中にはいろいろなものが流れていて、その流れが滞れば渋滞という問題が発生します。 本講座では、最も身近な高速道路における渋滞のメカニズムについて解説し、さらにクルマの交通流の特徴を示す基本図を紹介します。 そして、セルオートマトンという数学的手法を使って交通流のモデルを作成し、シンプルな数理モデルでも現象の本質を捉えたモデル化が可能であることを体験します。 さらに、ヒトやアリの基本図についても触れ、クルマの基本図との違いについて考えます。

担当教員

柳澤 大地

東京大学大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 准教授

スケジュール・内容

第1回:2025年7月30日(水)10:00~11:00

「交通流の基本図とセルオートマトンモデル」

高速道路では、明らかなボトルネックがなくても渋滞が発生する場合があります。
この自然渋滞の原因は「基本図」により説明することができます。
また、基本図を再現できることが、よい交通流モデルの1つの基準になります。
第1回では、セルオートマトンという数理モデルを用いて、交通流モデルを構築できることを紹介します。

第2回:2025年7月31日(木)10:00~11:00

「交通流セルオートマトンモデルの改善と渋滞吸収運転」

第1回に紹介する交通流のセルオートマトンモデルは最も基本的なもので、いろいろと改善することができます。
第2回では「クルマは急に止まれない」という交通安全のスローガンをヒントに、その改善方法について考えます。
また、この改善したモデルを用いると、渋滞吸収運転という方法によって小さな渋滞であれば解消できることが分かります。
この仕組みについて、アニメーションを用いて詳細に説明させて頂きます。

第3回:2025年8月1日(金)10:00~11:00

「交通流セルオートマトンモデルの本当の名前といろいろな基本図」

第1回に紹介する交通流のセルオートマトンモデルには、実は数学的なルールから決まる特別な名前が付いています。
このルールに従うと、第2回で紹介する改善したモデルにも名前を付けることができます。
第3回では、セルオートマトンモデルの数学的な名前の付け方についてお話します。
また、基本図はクルマだけのものではなく、交通流モデルにもいろいろなものがあります。
本講座の最後では様々な基本図を紹介し、何の基本図なのか、どのようなモデルの基本図なのかをクイズ形式で皆さんに考えて頂きたいと思っています。

本講座は、2023 秋講座、2024 春・秋講座に二日間の日程で開講した内容を、三日間に拡充して実施予定です。
特にこれまでの講座で十分な説明が難しかったセルオートマトンの理論的な側面や拡張モデルについて、詳しくお話できればと思っております。
お申込み頂いた方には録画配信させて頂く予定ですので、もし三日間全ての日程の都合が合わなくても、後日録画で講座内容を確認することができます。

受講可能人数

制限なし

対象

主な対象は中学生、高校生ですが、それ以外の方も参加可能です。

必要な事前知識やスキル

事前にワークシートを送付させて頂く予定です。
印刷したワークシートと筆記用具を用意して頂くと、講義中の一部のクイズを考え易いと思います。

受講形式

オンライン (Zoom) のみ

受講申込フォーム

申込フォーム:https://77bd2461.form.kintoneapp.com/public/25sts

申込締切:7月24日(木)23:59

受講者へのご連絡:2025年7月25日(金)頃の予定

お問い合わせ先

下記のフォームよりお問い合わせください。
https://77bd2461.form.kintoneapp.com/public/junior-contact-form

ジュニア講座からのメールが届かない場合のご案内もご確認ください。

BACK TO LIST