メタバース工学部

RESKILLING COURSE PROGRAM

リスキリング講座プログラム

NCI2310

終了

【プラチナ会員限定】次世代サイバーインフラ

情報通信を中心とする次世代のサイバー世界を支えるインフラ、次世代サイバーインフラは、今後、人類の生命維持や経済活動の継続を可能とする手段として利活用が進む。

大規模な通信障害で我が国の社会経済活動に大きな支障が出たことは記憶に新しく、また、世界に目を向けると、ロシアのウクライナ侵攻では、同国の通信インフラが大規模に停止し、非地上系の通信が生命維持や社会活動のライフラインとして利用可能であることが世界に示された。
パンデミック、自然災害、国際紛争、大規模通信障害など新たな社会課題が発生し人間の行動が大きく制約を受けている中で、我々の社会活動はサイバーインフラによりかろうじて継続が可能となっている状況であり、今後は、より強靱かつインテリジェントな次世代サイバーインフラが求められる。

2020年に商用化された5Gは、大容量・超低遅延・超多数接続を実現する革新的な移動通信であることから、人類の基本的活動を支える社会基盤として期待されている。また、5Gを自営網として活用可能なローカル5Gの制度化により、一般事業者が電波利用免許を取得し最先端の情報通信を自ら提供する「情報通信の民主化」が可能となったことで、様々な地域社会の課題解決と産業振興に期待が集まっている。
今後2030年に向けて,、Beyond5G/6Gと呼ばれる新たな情報通信インフラの研究開発が世界的な規模で始まっている。

本講義は、これらの情報通信の進化を俯瞰し、地域創生、地域課題解決、そしてSociety5.0の実現に向けて、ローカル5GやBeyond5G/6Gといった革新的な情報通信をどのように利活用できるかを、産業界や政府・国際組織の第一線を務める講師の知見を踏まえて網羅的に議論する。

受講登録開始時期は別途ご案内いたします。

担当教員

東京大学大学院工学系研究科・工学部 中尾彰宏 教授

目標

情報通信の進化を俯瞰でき、次世代の革新的な情報通信の利活用方法を提案できるレベルになること。

キーワード

5G、 Beyond 5G、 次世代通信、Society5.0ビジネス

講義計画(更新予定)

開始日:10月18日(水) 毎週水曜日目途  全10回+最終発表会を検討中
※スケジュール・テーマ等予告なく変更する可能性があります
毎週レポート・アンケートを案内予定
次週のレポート案内までに動画視聴・レポートに回答のこと。

15Gの基礎技術とB5Gに向けた研究開発動向(10/18~10/24)【学術の視点】
25G・B5G時代のネットワーク①(10/25~10/31)【産業の視点】
35Gの現状とBeyond5Gへの展開・研究開発と今後①(11/1~11/7)【産業・国際の視点】
45Gの現状とBeyond5Gへの展開・研究開発と今後②(11/8~11/14)【産業の視点】
55Gの現状とBeyond5Gへの展開・研究開発と今後③(11/22~11/28)【産業の視点】
65G・B5Gの政策と戦略(11/29~12/5)【政府の視点】
75G・B5G時代のネットワーク②(12/13~12/19)【産業の視点】
8宇宙・海洋通信 (12/20~12/26)【学術の視点】
95Gの現状とBeyond5Gへの展開・研究開発と今後④(1/10~1/16)【産業の視点】
105Gの現状とBeyond5Gへの展開・研究開発と今後⑤(1/17~1/23)【産業の視点】
11最終発表会 ※1月末~2月にかけて実施予定

講座の受講形式(変更可能性あり)

  • 原則、アップロードされた動画ファイルの視聴による
  • 指定期間内に動画を視聴し、小レポート課題を提出(オンデマンド受講)
  • 最終レポート:
    企業ごとに自社に関連する社会課題や新しい価値創造をテーマとして一つ選び、例えば共同研究など仮想し、大学との産学連携を計画してください。講義で紹介された次世代の情報通信技術の活用や政策への適応等検討に入れてください。以下の内容を含んでください
    • どのような社会課題、技術課題、政策課題を解決、または新しい価値創造を提供するのか
    • 上記を解決、または創造する社会実装の提案
    • 自社で活かせるアセット、大学の役割への期待
    • 社会実装された場合、どのような価値や社会貢献があるか
    • リスキリング講座全体を通じての感想
  • 最終レポート発表:
    東京大学の受講生の前で発表し、質疑応答する機会を設けることを検討中。最終課題を提出された受講者のうち、各社代表者は最終発表会でプレゼンテーションを実施予定

修了基準

毎回のレポート・出席・最終レポートにより成績を総合的に評価する。

受講上の留意点

  • 主に情報通信系の基礎知識がある受講者を対象とします
  • レポート内容のレビューのため、今期は人数制限を設ける場合があります
  • 受講者には、専用のチャットツールを案内予定。
    新規動画のアップが遅れる等の可能性もあるため、随時確認ください
    (講義内容・日程等変更する可能性があります)
  • 動画は追加・削除されることがあります
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