気候変動の防止に向けたCCSと、地球のダイナミクス(CROCES発ジュニア講座)

1回目では、地球を使ったCO2の削減(CCS)を取り上げます。近年の急激なCO2の増加という危機的な状況に対して、なかなか決定的なCO2削減方法がないのが現状です。そこで近年注目されている、CO2を地下に貯留してCO2を削減する方法(CCS)の概要と、探査技術を用いて安定的にCO2を貯留する方法を説明します。2回目では、地震や火山噴火の予測に向けた取り組みを紹介します。最近の研究では、地震や噴火が発生する仕組みや、発生しやすい時期などが明らかになってきています。授業の一部では、探査技術の凄さ(メタンハイドレート開発や宇宙開発への適用など)も紹介したいと思います。
東京大学には環境・エネルギー分野の研究に取り組む教員が集まる「エネルギー総合学連携研究機構(CROCES)」があり、本講座はCROCES所属教員が出講します。