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気候変動の防止に向けたCCSと、地球のダイナミクス(CROCES発ジュニア講座)
23ALE
終了
気候変動の防止に向けたCCSと、地球のダイナミクス(CROCES発ジュニア講座)
1回目では、地球を使ったCO2の削減(CCS)を取り上げます。近年の急激なCO2の増加という危機的な状況に対して、なかなか決定的なCO2削減方法がないのが現状です。そこで近年注目されている、CO2を地下に貯留してCO2を削減する方法(CCS)の概要と、探査技術を用いて安定的にCO2を貯留する方法を説明します。2回目では、地震や火山噴火の予測に向けた取り組みを紹介します。最近の研究では、地震や噴火が発生する仕組みや、発生しやすい時期などが明らかになってきています。授業の一部では、探査技術の凄さ(メタンハイドレート開発や宇宙開発への適用など)も紹介したいと思います。 東京大学には環境・エネルギー分野の研究に取り組む教員が集まる「エネルギー総合学連携研究機構(CROCES)」があり、本講座はCROCES所属教員が出講します。
辻 健
東京大学大学院工学系研究科 システム創成学専攻 教授
エネルギー総合学連携研究機構(CROCES)教授
・東京大学工学部のYouTubeチャンネルで辻先生のインタビューが公開されています
「カーボンニュートラルに不可欠とされるCCSに向けて:超小型震源装置PASSを開発」―プレスリリース インタビューシリーズ
・東京大学 辻研究室ホームページ
東京大学大学院システム創成学専攻 辻研究室 | Tsuji Lab | (tsuji-lab.jp)
2022年4月 – 現在東京大学, 大学院工学系研究科, 教授
2017年4月 – 2022年3月九州大学 カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所 教授 兼 部門長, マルチスケール構造科学スラスト
2017年4月 – 2022年3月九州大学, 工学研究院 地球資源システム工学専攻 物理探査学研究室, 教授
2019年4月 – 2021年3月京都大学, 防災研究所 (招聘教授)
2012年4月 – 2017年3月九州大学 カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所, CO2貯留研究部門, 准教授
2007年9月 – 2012年3月京都大学大学院, 工学研究科社会基盤工学専攻, 助教
2010年2月 – 2011年1月スタンフォード大学, (JSPS優秀若手研究者海外派遣事業)
2007年4月 – 2007年8月独立行政法人海洋研究開発機構 ポストドクトラル研究員
第1回: 2024年1月21日(日) 16:00~17:30 | 「地球を使ったCO2の削減、CCSとは」 人間活動による二酸化炭素(CO2)の排出増加によって、大気中のCO2濃度は産業革命前に比べて約1.5倍にまで増えています。地球システムは複雑で微妙なバランスの上で釣り合っていますが、近年の急激なCO2の増加はこの地球上のバランスを速いスピードで壊しつつあり、危機的な状況と考えられます。 日本は2050年にカーボンニュートラル(CO2排出ゼロ)を達成しようとしていますが、なかなか決定的なCO2削減方法がないのが現状です。そこでCO2を地下に貯留してCO2を削減する方法(CCS)が近年注目されています。ここではCCSの概要と、探査技術を用いて安定的にCO2貯留する方法を説明します。 |
第2回: 2024年1月28日(日) 16:00~17:30 | 「地震と火山噴火の予測、実はここまで分かっている」 「地震や火山噴火の予測は難しいので、あきらめた方が良い」という意見もあります。確かに地震の予測はとても難しいです。しかし最近の研究では、地震や噴火が発生する仕組みや、発生しやすい時期などが明らかになってきています。ここでは地震や火山噴火の予測に向けた取り組みを紹介します。また授業の一部では、探査技術の凄さ(メタンハイドレート開発や宇宙開発への適用など)も紹介したいと思います。 |
制限なし
パソコンからZoomにログインできる方であればどなたでも参加可能です。
特にありません。
オンライン(Zoom)
★申込受付は終了いたしました
第1回申込締切:2024年1月14日(日)23:59
(第1回受講者への連絡:2024年1月15日(月)頃を予定)
第2回申込締切:2024年1月24日(水)
(第2回受講者への連絡:2024年1月25日(木)頃を予定)
エネルギー総合学連携研究機構
croces.t@gs.mail.u-tokyo.ac.jp